二浪国立医学部までの足跡

現役医学生による医学部受験対策から医学生の生活まで

基礎とは?

前回のブログで基礎の重要性について話しました。

今回は話を深掘りしていきたいと思います。

 

みなさんも基礎は大事だってもう聞き飽きたくらいかもしれません。

 

基礎ってなんと抽象的な言葉か、、

具体的に何が基礎なのか教師に聞いてもだいたいは教科書を完璧にしなさいと言います。

 

 

ここで疑問に思ったことはないでしょうか。

例えば数学の教科書。

僕の知っている限り、数学の教科書はテーマごとに公式の導出から、その公式に代入すれば答えが出てくる基本問題、章のまとめの章末問題と続いていきます。

 

これが解ければ基礎はできたって言っていいの?

 

 

答えはNOです。(と少なくとも僕は思っています)

 

 

公式を覚えて代入するだけなら小学生でもできます。

 

 

 

 

では基礎とは、、

 

基本的な事柄を人に説明できること

 

だと考えています。

 

自分でわかったつもりでも人に説明しようとしたら

あれ、これなんだっけとなった経験は誰にでもあります。

つまり、、

説明できない=理解できていない

ってことです。

 

なんでもいいから説明する習慣をつけてください。

自分が勉強した内容を寝る前に自分や友達、家族に説明してみてください。

すらすらと説明できればそれは理解していることになります。

 

そうやって全ての基本的な事柄を説明できて初めて基礎ができたと言っていいのです。

 

どうでしょう?

 

基礎は難しいとは思いませんか。

そして医学部受験において最も差がつくのも基礎的なことなのです。

 

医学部受験というハイレベルな戦いにおいて、

受かる人と落ちる人の勉強量の差は大して変わりません。

じゃあどこに違いがあるんだというと

基礎〜標準問題の、正答数の精度の違いとそのまま置き換えることができると思います。

 

次に僕の実体験からも基礎の重要性を説きます。

僕は去年のちょうどこの時期、二次試験を受けました。

特に顕著だったのは物理。

 

大門3つのうち

1はほぼ完答、2は半分くらい、3は全くわからなくて白紙でした。

 

自分の書いたところが全て合っていても50点くらいで、実際には減点もあるはずですのでだいたい45点くらいかなと予想ができますよね。

 

でも開示した結果は65点でした。

 

 

つまり得点調整が行われているのです。

受験生の大半が解けていたであろう1の配点を高くして、逆に全然とけていなかった3の配点を低くしたと考えられます。

 

その結果を見て思ったのは、みんなが解けるところが解ければ充分に点になることです。

 

3が完答でも1がとれていなければ点数は下になります。

 

つまり、みんなが取れる基本〜標準問題をいかに正確に解ききるかが運命の分かれ道だったということです。

 

どうでしょう。

 

基礎がいかに大事かわかったことと思います。

では次回から各教科の勉強法に移ります。

ではまた。