二浪国立医学部までの足跡

現役医学生による医学部受験対策から医学生の生活まで

浪人を決めた君へ

まずは、前期試験お疲れさまでした。

今日は浪人を決めた君に向けて記事を書きます。

共通テストの段階で浪人を覚悟した人もいるだろうし合格発表の日までドキドキしている人もいるかもしれない。

僕の一浪目は紛れもなく前者でした。

 

受験は厳しいものです。

努力が報われない場合のほうが多い。

でもだからといって

過程が大事だから、その努力はいつか役に立つよとは言いたくない。

誤解を恐れず言うと、やるからには勝たなきゃいけない

 

 

もう一年頑張ると君が決めたんだったら、この一年は全てを捨てて勉強に捧げてほしい。

でもだからといってがむしゃらに勉強すれば、泣きながらやれば成績が上がるわけじゃあない。

 

メジャーリーガーのダルビッシュ投手が

練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。

とツイートをしていました。

これは勉強にも当てはまります。

 

脳死で書き写すとかもうやめてください。

勉強のやり方は僕のを参考にしてくれても構わないからとりあえず2週間ほどは試してみる。合わないなと思ったら変える。そうやって自分のスタイルが決まるんです。

 

僕が最も言いたいことは、今すぐ勉強を始めようってことです。

もう来年の勉強をスタートさせちゃっていい。

早ければ早いほど君の合格率は上がっていくでしょう。

それでここからは僕の自論だけど、この時期は数学の計算(特に数3)と英単語、英文法をやるべき。

 

予備校の授業に計算なんて分野はないということと、特に英文法は予備校の授業で11月までのんびりやるからです。3月に文法を完成させ、11月までの予備校の授業を復習に使えれば、他の受験生と圧倒的な差をつけることができるからです。

 

だからといって分厚い文法書をやれというわけではありません。

これに関してはスタディーサプリが圧倒的に良いです。

次の記事で使い方を書く予定ですが

受験で聞かれる文法は網羅されているし、覚え方まで教えてくれます。

2週間まで無料なので、2週間で仕上げて退会すれば無料で文法が仕上がっちゃいます。

 

 

 

予備校が始まるまでの1月、これだけでもやるべきだと思います。

来年、絶対合格しましょう。

 

 

 

英語の勉強法

今回は英語です。

僕は英語がほんっとにできませんでした。

 

勉強を始めるまで文法って何?レベルでした。

このエピソードを話すとたいてい笑われてしまうんですが

svocを知りませんでした。

正しくは、授業でやっていたんだろうけどわからんすぎて聞いていませんでした。

 

英語はやり方によってかかる時間が大きく変わってしまうと思います。

数学と英語に関しては先生を付けてわからないことがあったときにすぐ質問できる環境を整えることをおすすめします。

 

 

 

 

英語の勉強の手順は以下のとおりです。

順番を間違えると伸びないので気をつけてください。

 

1、単語&熟語+文法

2、短文精読

3、長文

4、志望校別対策(作文など)

 

おおまかに4ステップです。

一つ一つ見ていきます。

 

まず1

単語&熟語は言うまでもありません。料理で言う材料のようなものです。

まずは学校で配布されているようなやつを丸暗記してください。

暗記法についてはまた記事にします。

 

ここで大事なのは熟語と書いたところです。

熟語の重要性に気づいていない受験生が多い。

これも一冊でいいので同時に覚えていきましょう。

 

それと同時に文法です。

料理で例えるならレシピです。

これがちゃんとしていないと英語がめちゃくちゃになります。

 

しかし、ここで大事なのは完璧主義者になってはいけないということです。

文法ってあの辞書みたいな文法書からも分かるようにめっちゃくちゃ量が多いです。

 

なかには試験に出ないのに筆者の自己満で書かれているような謎な項目も多いのです。

そんなものまで覚える必要はありません。

じゃあどうするか。

ここで”説明する”が威力を発揮します。

文法書が自分の決めたところまで終わったらその項目が何に対するものでどんなときにどのように使うのか、さらにその例外まで説明してみてください。

 

文法書の8割くらいが説明できれば充分だと思います。

決して完璧主義にならないように気をつけてください。

 

そこで僕が一浪が終わり虚無ってた時間を救ってくれたサイトを紹介します。

それはスタディーサプリです。

関先生があまりにも有名ですが、スタディーサプリの一番のメリットは文法を1月で終わらせることができる点です。

僕はこれのおかげで3月には文法8割が達成できていました。

予備校の始まる1ヶ月、少し息抜きをしたい気持ちもわかりますがこれだけはやっておくことをおすすめします。

1ヶ月で退会することも可能ですので2000円位で文法8割が達成できるのはすごい安い買い物だと思います。

バナーを貼っておくので参考にしてみてください。

 

次に短文精読です。

短めの文章を読んで構造(svoc)を取り、文法的に読解するやつですね。

これはおすすめの参考書があるので次回紹介します

大事なのは文法的に精確にやることです。多分ここが一番しんどいと思います。

 

これをやりながら出てくる文法を完璧にしてください。

これが文法書を完璧にしないで良い理由です。

正直、受験で聞かれるような文法事項ってだいたい決まってます。

君が上智とか文法の厳しい学校を受験しない限りこの方法が最短です。

 

次に長文。

あんまり良い長文の参考書を知りません。ってかないと思います。

僕は過去問が良いと思います。

僕は自治医科とか志望校の過去問に行きました。

 

3が終わったと感じたのが9月とかだったので長文の参考書をやる余裕がなかったというのもありましたがそれをやるくらいなら4の過去問分析やって他の教科やったほうがよいです。

 

過去問やればわかりますが、大学ごとに特徴というかクセがめっちゃあります。

作文がある(ほとんど)とかない(大分など)とか。要約がでる(佐賀、広島)とか

内容一致がむずい(国際医療福祉)とか、そもそも時間たりん(自治、国際医療福祉)とか。

そっちの対策してたらあっという間に共通テスト対策の時期になります。

 

人によって多少時期は前後すると思いますが

高3(浪人)~5月までに1、~9月までに2、3を飛ばして11月までに4

以降共テって感じですかね。

予備校とか塾をうまく使って頑張ってください。

 

 

 

 

3月の勉強法

本来、英語や物理の勉強法を書く予定でしたが

ちょっと伝えたいことがあるので先に3月について

書かせてください。

 

前期試験も終わり、後期試験に向けて頑張ってる人、浪人が決まり覚悟を決めてる人、浪人だけど3月は遊ぼーって思ってる人さまざまだと思います。

 

僕は一年で最も大切なのは3月だと思っています。

 

その理由はおおまかに

 

みんな勉強しないから

予備校などがはじまってからでは思ったように自習時間が取れないから

 

の2点です。

 

遊びたい気持ちはわかります。友達との関係も大事でしょう。

ですので僕からの提案は

 

卒業旅行などのどうしてもはずせない用事は行く。

それ以外の遊びは浪人を理由に断る。です

 

正直、浪人が理由で遊びを断って友人関係にヒビが入るならそんな友達は友達ではありません。

 

友人との関係があるからって理由で勉強から逃げないでほしい。

 

周りの友達は遊びまくってる人もいるかもしれない。

 

僕の場合は受験が終わった次の日から勉強を始めました。

僕の場合、本当に底辺だったから遊ぼうって気持ちすら浮かばなかった。

けど特に一浪後の3月は本当にキツかったです。

 

誰もいない自習室で朝から晩まで

結果が出るかわかんないのに勉強し続ける。

たしかにつらい。けど周りが集中して勉強していないこの季節に英語の単語と文法を終わらせたことで

みんなが文法やってる時期に長文の演習を回し、誰よりも早く過去問演習に入りました。

 

比較してみましょう。

例えばこの1ヶ月10時間毎日勉強すれば

だいたい300時間です。

正直この差は4月以降に埋まることはありません。

 

 

この1ヶ月で人生が決まります。

嘘じゃありません。

 

僕と同じ偏差値だった医学部志望の友人は

3月、帰省してきた友達とお酒を飲みに行ったりしてました。

 

結果僕と大きな差がつきまだ浪人しています。

 

もちろん予備校が始まってからの勉強の質でも差は縮みます。

ですが僕らの脳にそんな大した差はありません。

結局時間やらないとうからないのです。

 

どうでしょう。やる気になってきましたか?

 

では次回からは勉強法に戻ります。3月も頑張りましょう。

 

ps.

この時期は、英語の基礎固め、特に文法と単語を固めるべきです。

しかし文法は勉強の仕方が難しく暗記に偏りがちだと思います。

 

そこでおすすめなのがスタディーサプリです。

僕は無料の2週間で文法の講座を仕上げました。

すぐ退会が可能なので自分の苦手な分野が終われば退会することも可能です。

 

この二週間があるとないとでは、予備校での文法の授業がかなり変わります。

単語の覚え方など受験産業では有名な関先生の授業ですのでまずは試してみてください。

バナー貼っときますね。

 

 

 

 

 

 

 

偏差値70超えの強者になるために

今回は偏差値70を超えるための参考書紹介です。

正直、地方国立医学部程度ならここまでしなくて良いです。

青チャートやって過去問行ってください。

 

ただ青チャートだけでは対応できないような国立医学部もちゃんと存在します。

僕の体感ですが九州に限ると

青チャートのみ 佐賀 長崎 宮崎 鹿児島 琉球 国際医療福祉 福岡 久留米 

更に必要 九大 大分 熊本

特殊 自治医科 

こんなかんじです。

ただ、青チャートのみで対応可とした大学は問題のレベルは高くないですが

80%以上の得点率じゃないと戦えないって感じです。

特殊ってしたのは自治のクセがすごすぎるからです。

○鳥の○ブの1000倍くらいクセです。

あそこに限っては過去問重視で10年分くらいやれば良いと思います。

 

 

また大学ごとに問題の特徴があります。

需要があれば九州内の大学であれば多少なりとも力になれると思うのでコメントください。

 

 

 

 

 

では本題。

ここまで来ると勉強法より参考書紹介しろって言われそうなので早速5つくらい紹介します。

1つ目一対一対応の数学

言わずとしれた名著ですね

そこそこ賢い高校出てる人なら青チャ飛ばしてこっちからでもいいと思います。

これも使い方は青チャとおなじで考え方を吸収する感じです。

2つ目 プラチカ

これも有名なプラチカ

難易度は高めですがここまでできたら受験数学は十分でしょう

他の教科やってください笑

 

3つ目ハイレベル数学の完全攻略

これは正直やりすぎ。地方国立でこの難易度はでません。

僕は2浪目にやる気でないとき、面白そうなやつだけつまみ食いしてました

京大とか東大目指している人に人気のやつですね。

 

4つ目

合格るシリーズ

医学部受験に計算力は必須です。

特に数3はめっちゃ使えました。

これやれば基本問題までできるようになるのでは?

 

5つ目

 

数学の発想力が面白いほど身につく本

これは割と知らない人多いのではないでしょうか

 

正直めっちゃ使えます。

主に考え方にフォーカスした頭の使い方の本です。

頭のいい人の考え方を学べるのでかなり有用だと思います。

 

次回は英語になります。

ではまた。

ps

↑めっちゃいいらしいのでご参考までに。

偏差値40から60を目指す方法(チャート式の使い方)

今回は数学偏差値が60ない人が60を超えるためにすべきことをメインに書きます。

偏差値が60ない人の特徴は大まかに2つ

・全範囲網羅できてない

・一つ一つの精度が低い

です。

数学において最も重要なことはまず全範囲網羅することです。

穴となる分野が一つあるとその大問が0点になってしまうからです。

20点でも取れたほうが受かる確率は上がります。

そしてそれだけで偏差値5は上がります。

大学1年の秋、1500枚もの模試の採点を行いましたが驚くほど白紙答案が多いことに気がつきました。それは回転体の体積の問題で、難易度とすれば基礎から標準ほどでした。

まず網羅する。大切さが理解していただける内容だったのではないでしょうか。

 

次に一つ一つの精度が低いという点です。

今回はチャート式を例に勉強法をまとめていきます。

 

1まずふつーに問題を解いていく。

2わからない場合は問題の下にある指針の部分を参考にやってみる。

3答え合わせをする。

4自分がわからなかったのが考え方なのかそれとも公式なのか分析する

5何日かあけて再チャレンジ

 

二度としなくてもいいやつには○

もう一回やっときたいのは△

解説何言ってるかわからんやつ× と記号わけすれば良いと思います

ここで注意点。記号はかなり厳し目にやってください。

終わらせることに意味はありません。

 

 

次に一番大切なのは指針の部分です。

方針が立たなければ手も足も出ません。

それこそ白紙答案になってしまいます。

問題よりも指針を覚えるイメージで取り組んでみてください。

 

チャートと同じ問題は本番で出ません。しかし限りなく似ている問題はほんとに多くあります。

僕は青チャートが8割できれば九大、北大くらいの数学の合格点くらい取れると思います。

青チャートは最強です。

最後にチャートで躓いたとき、解説読んでも?となるときは学校の先生やツイッターなどで質問してみてください。

 

また需要があれば何らかの方法で僕が格安で質問受けしようかなと考えています。

興味があるかたはコメントしてみてください。

 

最後にネットで見つけたおすすめの塾を紹介して終わります。

参考にしてみてください

 

では次回は数強たちへおすすめ参考書を紹介します。

ではまた

 

 

 

偏差値〜40までの数学の勉強法とオススメ参考書

僕はもともと偏差値35くらいから75まで上げたので各偏差値帯における数学の勉強法というか考え方をお伝えします。

僕は最高到達点が地方国立医学部ですので

旧帝大以上(特に京大東大)といった大学を目指している方は参考になりません。

 

ひとつ知っておかなければならないと思うのは、

みなさん東大生の勉強法を参考にしすぎでは??

ってことです。

 

東大生は多少の違いはあるかもしれませんが

大抵は小さい頃からずっと勉強を続けてきた人です。

まず量が違います。ましては理三の人の勉強法をパクっても意味がないと思います。

 

それと同じように旧帝大医学部を目指すような方が僕のブログを読んでも参考になることは少ないのです。

ですからなるべく偏差値帯にあった勉強方針とおすすめ参考書を載せるようにします。

参考にしてみてください!

 

偏差値0〜40までの方。

僕も最初はここでした。

この偏差値帯の方はだいたい教科書の内容が全く理解できていません。というか中学生の内容も怪しい場合が多い。

ですので中学生の内容からやり直した方が早い。f:id:sokennbitya:20220220154033p:image

このような本を一冊用意して2週間から1ヶ月でやり通してみてください。

丁寧にやることであまり疑問点は出ないかと思いますが数学は疑問点が出たまま放置するのはNGです。

 

身近にいる人、もしくはTwitterなどで質問するとすぐに帰ってくる場合が多いと思います。

 

また需要が多そうだったら格安で僕が質問受付をしたいと思います。気になるという方はコメントよろしくお願いします。

 

次にやるべきなのは高校の範囲です。

僕のオススメは黄チャートです。

かなり分厚いです。

目指す学校のレベルによりますが地方国立大学の非医学部であれば黄チャートで充分です。

これをやりこんでください。

チャートのやり込み方は長くなるのと

ここに書くと見づらくなるので別の記事にします。

 

ここでも疑問点が出てくると思います。

今回色々とネットでググりながら記事にしましたがおすすめのサイトと塾を紹介して終わります。

まずは高校数学の美しい物語というサイトです。

基本的な公式から入試対策まで幅広くまとめてくれています。

次に塾は以下の塾が良いと思います。

やはり数学は勉強が難しいです。大手で5教科をまとめて指導してくれる塾もありますが専門にしたほうが良いと思います。

参考にしてみてください

 

次は偏差値40~60程度の方に向けた記事となります。

ではまた。

 

 

 

 

基礎とは?

前回のブログで基礎の重要性について話しました。

今回は話を深掘りしていきたいと思います。

 

みなさんも基礎は大事だってもう聞き飽きたくらいかもしれません。

 

基礎ってなんと抽象的な言葉か、、

具体的に何が基礎なのか教師に聞いてもだいたいは教科書を完璧にしなさいと言います。

 

 

ここで疑問に思ったことはないでしょうか。

例えば数学の教科書。

僕の知っている限り、数学の教科書はテーマごとに公式の導出から、その公式に代入すれば答えが出てくる基本問題、章のまとめの章末問題と続いていきます。

 

これが解ければ基礎はできたって言っていいの?

 

 

答えはNOです。(と少なくとも僕は思っています)

 

 

公式を覚えて代入するだけなら小学生でもできます。

 

 

 

 

では基礎とは、、

 

基本的な事柄を人に説明できること

 

だと考えています。

 

自分でわかったつもりでも人に説明しようとしたら

あれ、これなんだっけとなった経験は誰にでもあります。

つまり、、

説明できない=理解できていない

ってことです。

 

なんでもいいから説明する習慣をつけてください。

自分が勉強した内容を寝る前に自分や友達、家族に説明してみてください。

すらすらと説明できればそれは理解していることになります。

 

そうやって全ての基本的な事柄を説明できて初めて基礎ができたと言っていいのです。

 

どうでしょう?

 

基礎は難しいとは思いませんか。

そして医学部受験において最も差がつくのも基礎的なことなのです。

 

医学部受験というハイレベルな戦いにおいて、

受かる人と落ちる人の勉強量の差は大して変わりません。

じゃあどこに違いがあるんだというと

基礎〜標準問題の、正答数の精度の違いとそのまま置き換えることができると思います。

 

次に僕の実体験からも基礎の重要性を説きます。

僕は去年のちょうどこの時期、二次試験を受けました。

特に顕著だったのは物理。

 

大門3つのうち

1はほぼ完答、2は半分くらい、3は全くわからなくて白紙でした。

 

自分の書いたところが全て合っていても50点くらいで、実際には減点もあるはずですのでだいたい45点くらいかなと予想ができますよね。

 

でも開示した結果は65点でした。

 

 

つまり得点調整が行われているのです。

受験生の大半が解けていたであろう1の配点を高くして、逆に全然とけていなかった3の配点を低くしたと考えられます。

 

その結果を見て思ったのは、みんなが解けるところが解ければ充分に点になることです。

 

3が完答でも1がとれていなければ点数は下になります。

 

つまり、みんなが取れる基本〜標準問題をいかに正確に解ききるかが運命の分かれ道だったということです。

 

どうでしょう。

 

基礎がいかに大事かわかったことと思います。

では次回から各教科の勉強法に移ります。

ではまた。